こんにちは。ウソつき先生です。
あなたは自分が本当は何をやりたいのか、あるいはどのような人間になりたいのか把握していますか。
「自分のやりたいことが分からない。」
「やりたいことがあるけど、毎日忙しくてそのための活動ができない。」
そのような思いを持っていませんでしたか。
私も以前は教員をやっていましたが、それは自分がなりたいわけではなく、周りからのを気にして選んでしまった道でした。
実際仕事をしてみて、自分のやりたいことがこれではないことがわかっていましたが、自分がなにをやりたいのかはわからず、とりあえず教師を続ける毎日でした。
そんな日々の中で私はコーチングに出会い、その中で「セルフコーチング」を知りました。
セルフコーチングは一人でもできる自己理解ができる手法です。
私は、このセルフコーチングを繰り返したことで自分が本当にやりたいことが何なのかということを見つけることができました。
「私は、日本人をもっとワガママにする」ためにここで記事をかいています。
仕事やプライベートでモヤモヤしているあなたはこのセルフコーチングを試してみてください。
この記事ではセルフコーチングとはどのようなものなのかについて、そしてセルフコーチングのやり方と注意点について説明しています。
ぜひ最後まで読んであなたの本当にやりたいことを見つけることがヒントにしてください。
やりたいことを見つける「コーチング」とは
セルフコーチングについてお伝えする前にそもそもコーチングとは何なのかと疑問に思った方へコーチングについてお伝えします。
コーチングとは
あなたはコーチという言葉をご存知ですか。
スポーツなどで選手の強化やサポートをする役目をする人を一般的にコーチと呼ばれています。
ではコーチの語源をあなたは知っていますか。
答えは「馬車」です。
昔は馬車のことをコーチと呼んでいました。
馬車は乗っている人の行きたい場所へ運ぶ乗り物です。
そこからコーチの行うこと=理想の自分になるための手段や方法として「コーチング」という概念ができました。
そのためのコーチングは人の目標達成をサポートすることをいいます
コーチングの目的は対話をしながら、クライアントに気づきをもたらしたり、目的達成のための行動促進を促すことであくまで思考し、行動するのはクライアント本人なので、コーチから何かを教えたり、助言したりする行為を行いません。
コーチングの流れは以下の通りです。
1 ゴール・目標設定のサポート
2 目標達成度合いに応じた進捗のサポート
3 目標達成から逆算した日々のアクションの設定のサポート
4 目標の再設定や修正のサポート
5 目標の達成度合いによる振り返りのサポート
このサイクルを回し本人の心から望む目標へと向かっていきます。
コーチングとティーチングの違い
コーチングを理解するためにコーチングと混同しがちな言葉と比較します。
はじめにティーチングとの比較です。
ティーチングは目標達成までに必要な知識や学習方法を「教える」ことです。
対してコーチングは潜在意識に眠る自分の内面の答えを引き出して、適切な目標設定や行動設定を行うことです。
ティーチングは必要な知識を「教える」ためクライアントは受け身になりがちなのに対して、コーチングはクライアントの内面の目標を「引き出す」ことなのでクライアントが自発になりやすいです。
コーチングとカウンセリングの違い
カウンセリングもコーチングと近いことをしていますが、目的は違います。
コーチングはクライアントが望む目標のために前へ進むためにクライアントに質問を投げかけてそれに対してクライアントが自分に向き合います。
つまり精神状態がプラスになっている人に対して行うことです。
それに対してカウンセリングは、鬱病など精神的に追い込まれている人の精神状態をマイナスから通常の状態に戻すことが目的です。
そのためのカウンセリングを行うカウンセラーは話を聴いてそれに対して質問をすることが少ないです。
カウンセリング必要な人の今やりたいことは「死ぬこと」の場合もあります。
カウンセリングは話を聴いてクライアントの心を軽くして通常の生活を送ることができる状態にすることです。
コーチなしでもやりたいことが見つかるセルフコーチングとは
コーチングについてご理解いただけたところでここからセルフコーチングとはどういうものなのかについてお伝えします。
簡単にお伝えするとコーチングは自分で自分にコーチングを行うことです。
コーチングとセルフコーチングの違い
コーチングとセルフコーチングの違いはコーチングが存在するかしないかというところです。
セルフコーチングは自分で自分を目標達成へ導く必要があるため、自分のことを客観的に理解して、適切な問いを自分に投げかけて進めて行く必要があります。
セルフコーチングのメリット
コーチングと比べるとセルフコーチングは自分を客観的に理解しながら自分自身で進めていくため難易度は高いです。
それでもセルフコーチングにはメリットがあります。
そのメリットは以下の4つです。
・目標達成のスピードがあがる。
・継続的に成長するための自主性・自律性が身につく。
・自分を客観的に理解できる。
・相手を理解する力が身につく
順に解説していきます。
目標達成のスピードがあがる。
セルフコーチングは本来ならば他人に実施してもらうものですが、コーチングは自分のみで行うことができます。
自分のみで行えることから心理的な負担やストレスがありません。
他人に依頼するコーチングはコーチング料金という金銭的負担がある上にはじめにコーチとの関係を構築するためにその分時間もかかります。
いきなり他人に自分のことをを話す事が苦手という人(私も以前はそうでした。)はセルフコーチングはとてもおすすめです。
さらに、セルフコーチングは自分がコーチを行うため、場所も時間も選ばず、お金もかからず手軽にできます。
そのためのコーチングよりも目標達成のスピードがあがることが期待できます。
継続的に成長するための自主性・自律性が身につく。
セルフコーチングは自分がコーチであり、クライアントのため、主体的に行動する必要があります。
そのためのセルフコーチングを繰り返すと自分人生への自主性・自律性が身につきます。
自分の目標達成への行動の振り返りが自主的に行えるため、日々成長を実感し、継続的に行動することができます。
自分を客観的に理解できる。
コーチングは自分の現状を理解していなければ、ゴールや目標に向かうことができません。
セルフコーチングにより自分の現状と向き合うことで自分を客観的に見る視点が養われ、自己理解能力を鍛えることができます。
自分を客観的に理解するためには、自分自身への質問と回答を繰り返し、自分の強みや弱みを認識することからスタートします。
自分で思考することで、だんだんと本当の自分の持っている考え方や価値観が引き出せるようになります。
相手を理解する力が身につく
セルフコーチングは相手の話を聴くコーチと話を伝える側というクライアントの両方の役割を自分の身で行います。
セルフコーチングを行う過程で、相手を思いやる気持ちができて、相手の立場を理解しやすくなります。
さらに、相手に嫌な感情を抱いた場合、自分自身にコーチとして「何が原因で自分は嫌な感情をもっていのか」と問うことで自分が相手に対して抱いている本当の気持ちが分かり、それに対する対応策も立てやすくなるため、相手ともよりよい関係を築くことが事ができます。
セルフコーチングのやり方
では実際にセルフコーチングはどのようにすれば良いのでしょうか。
セルフコーチングには以下の5つのステップがあります。
・目標を設定する。
・現状を把握する。
・目標達成までの行動計画をたてる。
・最初のアクションを決める
・振り返りをする。
それぞれのステップを順に解説していきます。
目標を設定する。
コーチングはクライアントを目標達成まで導くことが目的です。
これはセルフコーチングも同様です。
まずは達成する目標を設定します。
目標は行動の原動力になるため、目標を設定することは自分のモチベーションを上げる効果もあります。
設定する目標は、自分はどうなりたいのか、何をしたいのかという問いを自分へ投げかけそれに回答するという思考を何度も繰り返すことでだんだん形になっていきます。
自分へ投げかける質問の例は以下のようなものがあります。
・どのような自分になりたいか。
・今までどのようなことを我慢してきたのか。
・どんな状態になれば自分が幸せか。
・なぜその結果を得たいのか。
・誰といつどこでどんなことをしたいか。
・何も制限がなかったら何をしたいのか。
・今以上に時間をかけることができたら何をするか。
・一生働かなくてもいいくらいのお金があったら何をしたいか。
・○○年後どうなっていたいか。
このような未来の自分の状態をどんどん自分に投げかけます。
そしてその回答に対して「なぜそうなりたいのか」という質問をぶつけていきます。
これを繰り返して自分の思考や価値観が見えてきます。
最低5回が質問と回答とそれに対する質問を繰り返しましょう。
こうしてなりたい自分が見えてきたら、実際に目標を言葉にします。
この目標を言葉にするときに以下のことを意識してください。
①期日を設定する。
人間は締切がないとついつい後回しにしてしまいます。
②数字を入れる
年収2000万円のビジネスマンになる。
10冊のベストセラーを持つ小説家になる。
このように目標に期日以外の数字を入れましょう。
③肯定文で言い切りで書く。
脳は肯定文と否定文の区別はできません。
例えば「太らない」という目標を立てると脳は最後の「ない」を区別できずに太りたいと認識し、あなたを太る行動へ導きます。
また「痩せたい」ではなく「痩せる」と言い切ることで脳への目標の定着は強くなります。
④ワクワクできるか。
これが一番重要です。
言葉にしたとき自分がその目標にたいしてワクワクできれば、それがあなたの目標です。
目標例「10年後100万冊セラーの恋愛小説家になる。」
現状を把握する。
目標の設定ができたら次は現状の把握を行います。
これは目標に対して、現状で不足していることや障壁となっていることが何かを正確に把握することです。
この際も自分へ質問を投げかけます。
例えばあなたが学生で「英語の試験で満点を取る」という目標を立てたとします。
ここで「満点が取れないのは勉強の量が足りないからだ。」で終わるのではなく、その勉強の量が足りない原因も追求します。
「時間は確保できているのか。」「勉強のやり方は間違っていないか」「不必要な勉強はしていないか」「自分の得点できていない部分はどこか」と細かく原因を特定していきます。
目標達成までの行動計画をたてる。
原因を特定できたら、その目的と現状を埋めるための行動計画を設定します。
一つ一つの原因を解消していくために「いつ、何を行うのか。」を決めます。
行動計画をたてる際に行う質問の例は以下のようなものがあります。
・目標達成に必要な経験やスキルは何か。
・目標達成にために力になってくれるのは誰か。
・目標達成の障壁をどのように取り除くか。
・何が自分に足りないのか。
このような質問を自分に投げかけ、行動とその期限を設定します。
プロセスを設定することでスケジュールができ、自分のモチベーションアップにも繋がります。
また、目標の期限が1ヶ月後なら1週間ごとの目標を設定しましょう。
期限を細かく区切ることで小さな達成感も味わいやすく、目標達成がスムーズに進行していない際の振り返りが行いやすくなります。
これにより行動も改善しやすくなります。
最初のアクションを決める。
目標達成までの行動を計画できたら最初に行う行動を決めます。
ここまで目標達成までの計画を設定したあなたならば、最初に行う具体的な行動を決めて実行に移せば、目標達成までの行動が習慣化されます。
動き出しは小さなことからでもいいです。
あなたのはじめの一歩を具体的に決めましょう。
振り返りをする。
コーチングはすぐには効果が現れません。定期的にあなたの目標と行動を振り返り、軌道修正を行う必要があります。
振り返りで確認することは2つあります。
「実行の有無」と「その理由」です。
振り返りの際に陥りやすいミスは「○○をやっておけばよかった」と事実ではないやや楽観的な感想になってしまうことです。
必ず事実を確認するという心構えをもって「できたのか、できなかったのか」「できた理由、できなかった理由」を自分の言葉で振り返ります。
こうすることでできなかった課題を達成するための行動を練り直すことができます。
セルフコーチングは簡単なことではないためにセルフコーチングの肝はこの振り返りにあります。
セルフコーチングはサボったからといって誰にも責められることはないです。
誰からも強制されていないため、自分で続けられるための工夫が必要なのです。
振り返りの中で自分行動の原動力となるような目標の修正や行動の再設定を行いPDCAを回してください。
そして小さな達成感を積み上げて行けばそれが自身となりあなた目標達成が更に加速していきます。
セルフコーチングを行う際の注意点
セルフコーチングは自分で自分をコーチングするため、正しく行うことができないと、自分の都合のいいように物事を解釈しているだけになってしまいます。
また、現実的でない目標設定をしたり、いつの間にか自分を強制してしまったりする危険性があります。
セルフコーチングを行う際の注意点を意識して正しくセルフコーチングをしましょう。
自分感じたことや考えたことを無視しないこと
目標達成までの時間を短縮するだけならば、コーチングよりも知識を教えてもらえるティーチングの方が効果的です。
対してコーチングは自分の内面に問いかけて自分の成長を通して目標達成を目指します。
そのため、ちょっとでも感じたことや考えたこと、何気ない行動にも目を向ける必要があります。
行動がうまく行かないとやる気が出なくてサボってしまうときもあるでしょう。
そのようなネガティブな思考や感情もポジティブにしようと否定せず、なぜそう感じたのかと丁寧に向き合いましょう。
紙に書くこと
セルフコーチングは、コーチをつけずに全て自分のみで簡潔させます。
そのためノートなどの紙に書いて記録を取るようにしてください。
何気ない思考や感情の中に自分のやりたいことが隠れているものです。
それを記録として残し、いつでも見直せるようにしましょう。
綺麗な言葉でなくてもいいです。
自分の感じたことをありのままに書きましょう。
私はパソコンなどのデータ入力ではなく、紙に書くことをおすすめします。
紙に書く方が自分の感情を素直に受け入れて書くことができるため、あなたも紙に書いてみてください。
セルフコーチングでやりたいことができる人生を掴みましょう
ここまでセルフコーチングについて解説してきました。
あなたの人生は周りの誰かに決めてもらえるわけでなく、あなた自身で切り開くものです。
私もこのセルフコーチングを行い、日本人をワガママにするという志を見つけるにいたり、その手段の一つとしてこの記事ではを書いています。
ウソつき先生についてはこの記事参照→https://www.usotukisennsei.earth/2021/11/23/mawari-yuusen-uso/
あなたも自分自身と向き合い、公開のない人生をお過ごしください。
最後にこの記事が少しでも良いと感じていただければシェアボタンでシェアしたりコメント欄にコメントをしてください。
アウトプットすることで記憶の定着にも繋がります。
以上ウソつき先生でした。
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